サロンに来てくださるお客さまとの対話を
僕は毎回楽しませていただいています。
初めてきてくださるお客さまとも、
何度も足を運んでくださるお客さまとも時間的制約はあるのだけれど、
可能な限り施術の前後に対話する時間を設けています。
その理由は大きく分けて2つあると思っていて、
一つはお客さまと僕との間に立ち現れる、その日のコンディションから
出てくる言葉や雰囲気を肌感覚で味わいながら、
施術にしっかりと反映させたいという思い。
CS60の施術を好んでお越しくださる皆様のなかには
定期的メンテナンスや、腰の調子を調えたい、気持ちのスイッチを入れたい、
など理由はさまざまですが、
単純にその状態だけ伺って
要因をこちらで勝手に推測判断してしまわないように、
その日の言葉にできるだけ耳を傾けながら
さまざまな可能性を感じつつ施術をさせていただきたいと思っているからです。
どこまでその効果があるのかわかりませんが、
対話をベースに入れてからの施術は、
「声を聴く」ことの心のマインドセットが僕の中に
セッティングされるように思え、
施術がなんだかうまくいくように感じられるのです。
もう一つは、僕の単純な興味からくる対話です。
お越しくださるお客さまの知識や経験談、
さらにはその方が纏っている思想や身体性などを伺うことが
僕にとってたまらなく楽しい時間となっています。
知らないことを教えてくださる方々との対話ほど
楽しいものはありません。
よく僕は「何かお薦めの本はありますか?」と
お客さまにお聞きします。
僕自身もお客さまに本をお薦めすることがありますが、
僕もまた知らない本を教えてほしいのです。
施術の時間は限られていますが、
可能な限りゆったりと美味しい飲み物
(だと思ってもらえたら嬉しいですが)を飲みながら、
その日にしか立ち現れない対話の臨場感を
一緒に楽しめたら幸いです。
今、味わえる自然に日々感謝したいですね。
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