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オートファジー

執筆者 Sakamoto


死生観は人それぞれにあり、

何が正しいということは決してないのだけれど、


僕個人において言えば、とにかく長生きしたいという意識は

今の所あまりないのですが、

少なくとも生きている限りは「心身の健康的な状態」を保っていたい、

できることならその状態でふわっと天寿を全うしたいという想いはあります。


今回取り上げる本は

そんな心身を健康的に過ごしたい、と思っている方にとって

どんな生活習慣が大事なのか、

一つの参考になるかなと思いましたので、共有させていただきます。


.


「オートファジー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

なんとなく聞き馴染みのあるようなないような言葉ですが、

「オートファジー」とは細胞が損傷した箇所の修復や老化した細胞内の器官を

自分で自分を食べて浄化する、「自己浄化機能」のことを指します。


この「オートファジー」は日本の大隈博士が発見し、

2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞したことで

一躍有名となりました。


細胞内で損傷や老化した箇所を自分で修復するなんて

夢のような機能を人は持っているのですね。


特にその効果は、

「免疫系の強化」「がんや心臓病の抑制」「慢性炎症の改善」

「変形性関節症」「うつ病や認知症の改善」など


に効果があると言われており、この「オートファジー」を

うまく活用できれば、健康寿命を伸ばす効果があると言われています。


では、どのようなことをすればこの「オートファジー」は

動いてくれるのでしょうか。

「オートファジー」は身体がある一定の条件になると

そのスイッチが入ると言われています。


そのスイッチは、「mTOR(エムトア)」と「オートファジー」の

切り替えスイッチになっています。

例えていうならば、「覚醒」と「睡眠」のスイッチがある状態です。

常にどちらかの状態(起きているか寝ているか)にあり、

どちらでもない、という状態はほぼない状態です。


どちらの機能も大事なのですが、

現代人は常に「mTOR」状態が続いていて、

「オートファジー」の状態を作り出せていないと言われています。

生活習慣病やがんになる人が現代で多いのはそのためなのではないか

とも言われています。


「オートファジー」を説明する前に、

「mTOR」モードが、どのような状態かということを説明します。


「mTOR」は体内のタンパク質の生産を行い、

エネルギーの蓄積や細胞の形成を行っていますので、

生命活動において重要な役割を果たしています。


ですが、この成長モードが常に続いていると、

身体の細胞は常に働き続け、老廃物も同時に生み出している状態なので

その状態が続くと、やがてゴミが増えすぎて病気をしやすくなる

原因を作り出してしまうのです。


ですので定期的に「オートファジー」状態を作り出し、

体内に汚れた箇所の掃除と、溜まったゴミの除去を

行う必要があるのです。いわば「オートファジー」は

大掃除とリフォームをしてくれる存在だというわけです。


では「オートファジー」のスイッチはどのように

切り替えることができるかというとそれは

「糖質制限」と「脂質の大量摂取」「軽度の運動」と言われています。


ここ数年人気のダイエット方法である、

16時間の空けて食事をとる間欠的食事法も

この「オートファジー」のスイッチを入れる方法の一つです。


前回のブログで、ミトコンドリア系の回路を回すことの

有用性について書きましたが、

今回の話も共にリンクする話ですね。


糖質を制限し(例えば16時間抜く)、良質な脂質(C8カプリル酸など)をとり、

動物性タンパク質も控えめにする。

運動に関しては研究によって諸説あるとのことで、一概には言えないのですが

10分から20分程度の有酸素運動を行うことがまずは望ましい。


そうすることによって、「オートファジー」のスイッチを入れ、

体内を大掃除&リフォームすることが、

健康寿命と仲良くする方法です。


「オートファジー」の状態になっているかの一つの指標は

ケトン値を調べることにあります。

個人的体感ベースでお話しすると10ppmから20ppmくらいが

体感が良いなと感じています。


だからと言って、

「オートファジー」状態がずっと続けば良いということでもなく

(こういう所が健康のややこしいところですね‥)、

理想は

①8ヶ月「オートファジー」モード、4ヶ月「mTOR」モード

②4ヶ月「オートファジー」モード、2ヶ月「mTOR」モード×2ターン

③2ヶ月「オートファジー」モード、1ヶ月「mTOR」モード×4ターン

のどれかを選ぶのが良いとのこと。

自分の日々のリズムを感じながら、自分にとって

最適な方法を選ぶのが良いかもしれませんね。


また、注意しておきたいのは、

人それぞれ、全く同じ遺伝子を持っているわけでは

ありませんので、誰かにとって良い行為でもそれが

自分自身に同じように当てはまるとも限りません。


情報を鵜呑みせず、自分の身体を通して、

体感や数値をベースとした実感と、理解ある医師などと

相談することも必要だということはお伝えしておきます。


個人的にも

心身の健康にゴールは無いなと日々感じています。

3歩進んで2歩下がる、時には5歩くらい下がることも

ある中で、とは言えどの方向に自分は歩きたいのか、

という方向さえ見つけていれば(これが大切だと思う)、

その過程は全て自分だけの物語になるはずです。


健康寿命と手を取り合って進むべき道中に、

CS60もきっとありますので(体験されたことのない方はぜひ一度)、

さまざまご自身の体感と感覚を頼りにしながら

日常を豊かにしていきたいですね✨


参考文献はこちら


『SWITCH』

    ジェームズ・W・クレメント 著



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